召命-Vocation

神さまは、一人ひとりに呼びかけられ使命を与えられます。ある人は職業をとおして、またある人は家庭をとおして、そしてその道が司祭や修道者かもしれませんし、教会の奉仕者であるかもしれません。

全てが尊く、何一つとして同じではない神さまからの呼びかけ。私たちはその声に応えたいのです。

援助修道会では、特に若い皆さんが歩む道をともに祈りながら、考えていくお手伝いを大切にしています。

選定の時期ー神さまの望みと響き合う

神さまは私をどこへ導いているのでしょう。祈りのうちに神さまとの対話の時間を取り、出来事を振り返りながら同伴者とともに歩みます。

進学や留学、就職や結婚、司祭、修道者など選定の祈りは人それぞれです。

神さまの御手の中で深い望みに気づかせていただきましょう。

志願期ー教会共同体との交わり

共同体生活の体験とともに、教会共同体に奉仕する喜びをとおして、イエス・キリストにいっそう深く結ばれていくことを目指します。

修練期ー内的砂漠の中で神と出会う

修練期を始めるには、家族、友人、仕事など、それまで慣れて親しんできた環境と内的に断絶することが必要になります。その中でイエスとの交わりを深めイグナチオの霊性にはぐくまれなが自己を知り、会を知り、共同体生活と奉仕に必要な学びと国際体験を行っていきます。

初誓願宣立

2年間の修練期を過ごし、修練者の望みを受け、修道会から許可されると三誓願(貞潔・清貧・柔順)を誓います。

有期誓願期ー会のいのちに一致する

有期誓願期は、生活の中で要求されるさまざまな事柄をとおして内的統一をはかり、よりいっそう会のいのちに一致していく時期です。修道会は養成者にふさわしい学びと使徒職活動の場を提供しイエス・キリストに従って生きる歩みを見守っていきます。

終生誓願宣立

有期誓願者が自己の召命に幸福であり、姉妹的、使徒的生活に適していると明らかになった場合、終生誓願が許可されイエスとの交わりのうちに準備期を過ごし、生涯にわたる三誓願を宣立します。

私たちは、生涯にわたり神さまの望みと響き合って生きるために、養成の道を辿ります。私たちは、イエス・キリストが成し遂げられた救いの業に与ることによって、不正と無神論がはびこり、罪によって分裂しているこの世界に希望をもたらすことに注意深くなれるのです。