SA友の会

sa友の会

はじめに、友の会のメンバーのお一人の証言を聞きます・・・

出会い

いつも「何か」を求めていました。

幼いころ、日本海に太陽が沈む時、じっと見つめていました。

十代のころ、この世の矛盾に激しく怒り、虚しさを感じていました。なんとか現実と折り合いをつけて、就職・結婚・子育て、そして夫の赴任に伴いロンドンとニューヨークに10年間暮らしました。

ニューヨークで、日本人修道女との出会いがありました。年配のおしゃれな華奢な方でした。そんな外見に反して、不法入国者と役所や病院へ同行し、彼らの言葉と米国語との通訳をしながら、生活を支援する仕事をされていました。

「ほっほほほ」と微笑みながら話す優雅な日本語、そして力強い行動-その落差に惹かれました。

帰国後、偶然にその方が援助修道会のシスターであることを知り、その会の創立者の生涯を描いた『火の中をくぐりぬけて』を夢中になって読みました。いつのまにか、そこに流れる熱い思いに私はつき動かされていました。その時ちょうど日本で「SA友の会」が立ち上がることになったのです。

それまでは、どんなにウージェニーとつながりたいと望んでも、妻であり母である私たちは部外者でした。SA友の会は画期的です。どんな立場でも連帯できるのです。この世界は不完全で欠けています。完成のときまで私たちはよきことで埋めてゆきます。たとえ病の床にあっても、祈りで参加できます。人の目からは何の成果が見えないにしても。

SA友の会は、生かされている場所で、必要とされることを静かに行います。

                                   SA友の会 関口礼子

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「SA」とは SOEURS AUXILIATRICES(援助修道会)のことです。

現代カトリック教会の動きと共に私たちの修道会も神のお望みを果たすために信徒の方々と協働するようになりました。
上記の信徒の方々も援助修道会の歴史や源泉に触れるための機会を持ち、援助修道会の会員と共に福者み摂理のマリア(援助修道会の創立者、ウージェニ・スメット)のカリスマをより一層生きたいと望んでおられます。そこで、会もその方々を援助修道会の家族として、共に新しい道を歩き始めました。これは苦しみの中にある社会状況からくる動きと考えられるのではないでしょうか?

日本社会も他の国々同様、苦しむ社会とも言えます。不況による失業からくる家庭崩壊や自殺、精神的不安定な人々の増加、教育問題、高齢化と少子化による社会問題など、将来に希望を持てない人々不安、虚無感、孤独な人々が多くなっています。暗澹とした日々、闇の中にいる人々が神の愛と力を得て神に出会い、生きる喜びを得ることができますよう祈る必要性を感じます。下記の「友の祈り」はこのような状況にある人々が祈りや働きによって神からの愛と光、力を受けるようにと、始めの5行は創立者がお受けになった直観を祈りの言葉にし、心を同じくする方々とご一緒に祈ることにしました。実際、わたしたちと同じ心で生きていらっしゃる信徒の方々がおられ、共に集う時を持っています。

「祈り、苦しみ、行動する」ことを勧められた福者み摂理のマリアのカリスマで生きることにご関心のある方は下記のアドレスにお名前とご連絡先、ご質問等を送っていただければ幸いです。

援助修道会「友の会」お問い合せ  e-mail:auauxijapan@gmail.com

 援助修道会友の祈り

kosumosu

愛である神よ、
闇と死の陰にある苦しむ人を照らし
希望を与えてください。
あなたとの交わりの中に
真の平和、喜びがあります。

 日々、清めを受けつつ生きるわたしたちは、
あなたに出会っていない人々に心を寄せて、
「祈り、苦しみ、働き」をあなたにささげます。
この「ささげ」があなたのみ心にかなうものとなりますように
主 イエス・キリストによって、アーメン